都議選 都民ファーストの会が第1党に返り咲き 国民民主が躍進 自民は歴史的大敗【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月23日)

都議選 都民ファーストの会が第1党に返り咲き 国民民主が躍進 自民は歴史的大敗【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年6月23日)
 22日、東京都議選都会議員選挙が実施され、小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党・都民ファーストの会が第1党に返り咲きました。自民党は獲得議席が過去最低となりました。

■都議選 自民が歴史的大敗

 平成以降最も多い295人の候補者が、127の議席を奪い合う激戦となった都議選。都議会第1党の自民党と都民ファーストの会、公明党という「知事与党」の構図がどう変わるのか、注目されました。

自由民主党 総裁 石破総理大臣(21日)
「ともに新しい東京、新しい日本をつくる。 そんな思いで1票を投じてほしい」

 裏金問題の逆風が吹き付けた自民党は、選挙戦最終日には石破総理が自ら支持を訴えました。

 小泉進次郎農林水産大臣の自動音声とみられる電話でラストスパートをかけました。

板橋区の住宅にかかってきた電話
「突然のお電話で失礼します。農林水産大臣の小泉進次郎です。自民党が自信と責任を持って公認いたしました候補者に、皆様の大切な一票を託してください。どうぞよろしくお願いします」

 しかし、自民党は前回の選挙前の議席数30にはるか及ばず、過去最低の22議席にとどまりました。

■都民ファースト 第1党奪還

 躍進したのは都民ファーストの会です。

都民ファーストの会 特別顧問 小池百合子都知事(21日)
「今、世界は大きく荒れている、激動している。だからこそ、首都・東京はしっかりと確実に、着実に動かしていかなければなりません」

 選挙戦最終日の21日、都心で30℃を超える暑い週末、都内を回った都民ファースト特別顧問の小池都知事。物価高対策で水道料金無償化などを掲げ、32議席を獲得。都議会第1党に返り咲きました。

 期日前投票は前回より30万票以上多く、最終投票率も前回よりおよそ5ポイント多い47.59%となりました。「知事与党」は過半数を維持した形です。

■国民民主が躍進 0→9議席 

国民民主党 玉木雄一郎代表(21日)
「完全なるチャレンジャーとして、この選挙戦には臨んでいます。都民の、国民の皆さんの手取りを増やす夏にしていきたい」

 これまで議席がなかった国民民主党も目標の5議席を大きく上回る9議席を獲得。小池知事と近い関係とされる玉木代表らが「知事与党」とどう向き合うのか注目されます。

国民民主党 磯崎哲史都連会長
「本当にそこに住んでいる皆さんたちの生活の底上げ、あるいは将来に対する不安を一つ一つ改善していく」

 参政党も同じく、都議会で初となる議席(3議席)を獲得しました。

 去年の都知事選でおよそ165万票を得て2位となった石丸伸二氏が立ち上げた再生の道は42人の候補者を擁立しましたが、当選者はゼロでした。

再生の道 石丸伸二代表
「目的は広く国民の政治参加を促すこと。目標は都議選に候補者を擁立すること。それを確実に実施・実行してきています」

(「グッド!モーニング」2025年6月23日放送分より)
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