菅野志桜里氏を国民民主党が公認見合わせ やはり山尾氏の「不倫騒動」に強い反発か? 国民民主党の蟻の一穴にならないか

菅野志桜里氏を国民民主党が公認見合わせ やはり山尾氏の「不倫騒動」に強い反発か? 国民民主党の蟻の一穴にならないか
夏の参院選の候補者選定に異変が起きています。23日の国民民主党の党会合で、東京選挙区(改選数6)から立候補する元NHKアナウンサー、牛田茉友氏(39)らの公認を決定する一方、元国民民主党衆院議員の菅野(山尾)志桜里氏(50)の決定を見合わせたのです。
 国民民主党の玉木雄一郎代表と榛葉賀津也幹事長は23日夕、国会内で記者会見を開き、東京選挙区から牛田氏と、会社員の奥村祥大氏(31)の2人を擁立することを発表しました。
 菅野氏は参院選比例代表での擁立を検討していたのですが、22日に中日新聞が菅野氏の出馬が報じられると、SNS上で過去の不倫疑惑が蒸し返され、デイリー新潮などでネガティブな記事が相次いで掲載されたのです。
 玉木雄一郎代表自身が不倫問題が取りざたされたものの、国民民主党に対する期待感から玉木氏が代表の役職を一時降りることで決着しましたが、タイミングの悪いことに、山尾氏の出馬が記事になる直前にも国民民主党所属の国会議員の不倫騒動が発覚し、「国民民主党は不倫に甘い政党」というイメージが付きかねません。
 特に菅野氏は宮崎謙介衆院議員(当時)の不倫が発覚した際、激しく宮崎氏を攻撃しながら、自らが不倫現場を雑誌にスクープされると「不倫はしていない。誤解を招く行為で申し訳ない」とよく分からない弁明をした挙げ句、自らは議員辞職せず(宮崎氏は国会議員を辞職、政界から引退)、記者会見も質問を受け付けなかったりと、「自分に甘く他人に厳しい」典型的な議員、というイメージがついてしまいました。
 今は国民民主党に追い風が吹いているので、正面突破する手もあるとは思いますが、菅野氏1人の出馬に拘泥し、追い風がやんでしまっては元も子もありません。玉木、榛葉両氏はどう判断するのでしょうか?