国民民主党玉木雄一郎代表「政権入りしなくても政策は実現できる」生出演の「ひるおび」で胸張る

国民民主党玉木雄一郎代表「政権入りしなくても政策は実現できる」生出演の「ひるおび」で胸張る
 国民民主党の玉木雄一郎代表が22日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。自民党と年収の壁で合意したにもかかわらず、連立を組まなかった理由を説明した。
 高市早苗首相の誕生時、公明党は政権から抜け、日本維新の会が入った。外野からは「連立を組まないと政策が実現しない」とか、「財務大臣になって」などの声が玉木代表にも届いていた。
 「政策本位で、今の政治状況をどう生かして、今の52人の政党の実力の中で、どういう形でやれば国民の望む政策を実現できるか、我々としてはベストの選択を取ってきた。結果2つ(ガソリン暫定税率の廃止、年収103万円の壁突破)とも実現した」と胸を張った。
 ガソリン暫定税率は1974年(昭49)にできたので、51年ぶりの改革となる。103万の壁も95年にできており、これも30年ぶりとなる。「我々のような小さな野党が問題を提起して、政策課題にして、選挙で勝って実現したというのは、たぶんかつてないと思うんです。その意味でも一定の意義を示すことができた」と続けた。
 かつては2大政党制で政権交代しない限り、政策実現化は難しいと玉木代表は考えていたという。実際、民主党もガソリン暫定税率廃止を掲げ、09年に自民党から政権を交代させたが、実現できていない。
 「それができた。世界で政治のあり方が大きく変わっているなかで、変化する政治に政党も政治家も柔軟に対応していかなければいけなくて、最後の判断基準は、国民が何を求めているか、政策本位で判断していくことが改めて大事だと思いました」と振り返っていた。