【8/18菅野完切り抜き】参政党・国民民主党・チームみらいはなぜ人気なのか?

「政治に興味があるけれど、政治に興味がない」
国民民主に投票:「玉木さんがイケメン」…6人
参政党に投票:「神谷さんがイケメン/若い」…5人
立憲民主に投票:2人(いずれも「自分の選挙区候補が美男・美女」だから)
自民党に投票:2人
残り:投票しない
(菅野完氏のツイッター(X)より
https://x.com/noiehoie/status/1957031084320756107)
→「顔」の良し悪しで投票先を決めている
※ここでいうルッキズムは絶対評価(万人が美しい)ではなく、相対評価(選択肢の中でどれが良く見えるか)。
政治の世界では、有権者の多くが政策情報にアクセスしない(できない)ため、判断材料が外見に偏りやすい。
→情報が乏しいと、人は入手しやすい手掛かりで意思決定をする。外見や年齢は最も手に入りやすい情報である。
単純接触効果:頻繁に目に入る対象ほど好意が高まる、ことが重要(勤勉さ)。
07:35~
「参政党と国民民主党が若者から好かれるわけ」
コード適合:「仕事として捉え、社会人として動く」ふるまいが若年層(20–30代)に刺さる。
例:街宣車を人の目の前(歌舞伎座前など)に止める(国民民主党)、政党として辻立ちを一番はやく行う(参政党)国民民主と参政党は、話術が稚拙だが、可視性(ポスター等)と、社会人らしい装い・所作で人気を博す。
→山本太郎は容姿の評価は高いが、ポスターのTシャツ等が減点。
頻度×コード適合が重要。内容を知らなくても「ちゃんとしていそう」が勝つ(ただしこれは基本中の基本である)。
11:24~
「会社員としての若者を考えられていない他党」
現代:労働人口の約9割が会社員、うち約7割は管理職にならない。
昔(昭和期の一部):20–30代でも自営業や家業で他者を動かす経験が相対的に多かった。
現在は賃労働が一般化し、仕事の意味と成果が自分から切り離されやすい
13:06~
「マルクスから読み解く参政党・国民民主党人気」
疎外労働が増大。
→ 結果として、“若さ・かっこよさ”のような即時理解可能な記号に反応しやすくなる。意味の欠乏は表層的な記号での充填を招きやすい。
→オレオレ詐欺・マルチ商法に若者が吸い寄せられるのは即効性+成功物語があるから
労働疎外が高まると、酒・ギャンブル・宗教など「大衆のアヘン」に依存。
「参政党」や「国民民主」「チームみらい」的な運動はその場しのぎの高揚を与えるが、構造改革には結びつかない。
16:06~
疎外が極まると、「大衆のアヘン」に依存する人もいるが、依存しない人は、資本や機械に自分の生を重ね、“機械=神”のように崇める。:物神化
→「モダン・タイムズ」
→この発想がチームみらい(効率・装置への盲信)に重なる。
引用元
8/18(月)朝刊チェック:参政党の躍進とは「勤勉なバカ」の勝利である
https://www.youtube.com/watch?v=4SJa87KeTak